想い出のおもちゃ箱

本を読んだ感想や、ふと思ったことを書いてくブログです。自分の想いの整理や置いとく場所として使いますが、皆にも手を取って見てもらえたらすごく嬉しいです。感想もオススメも是非是非お待ちしてます。

東京レイブンズ16

「東京レイブンズ16 [RE]incarnation」 あざの耕平

 [ããã® èå¹³]ã®æ±äº¬ã¬ã¤ã´ã³ãº16ã[RE]incarnation (å¯å£«è¦ãã¡ã³ã¿ã¸ã¢æ庫)

<https://www.amazon.co.jp/dp/B07JGR1HC1/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1>

この巻のあらすじはシリーズもののため今回は省略します。

 

 

こんな人にオススメ

陰陽師系のカッコよい話が好きな人

○壮大な世界観や伏線が好きな人

○バトルものの少年漫画系の設定が好きな人

 

 

いやはや16巻目ですね。東京レイブンズ。

僕がこれまで読んできた恐らく数100冊に及ぶライトノベルの中でTOP5には確実に入るのがこの本です。(もはや重さとしては全くライトではない中身の濃さですけどねこれ。)

 

 

なので!シリーズで読んだことが無い方のために!この本の魅力を紹介させてほしいです!!

以下世界観についてwikipediaさんより引用 

今から半世紀前、戦時下に活躍した稀代の陰陽師・土御門夜光は禁呪である儀式「泰山府君祭」を執り行うもこれに失敗、そして、これ以降東京に霊災と呼ばれる災害が起こる原因を作った────。

時は流れ、東京で頻発する霊災を祓うべく陰陽師が活躍する現代。陰陽道の名門・土御門の分家にあたる血筋にも関わらず、霊気を感じ取る「見鬼」の才を持たない土御門春虎は、陰陽師になる道を諦め、友人の阿刀冬児や北斗と共に平凡な高校生活を送っていた。

そんなある日、春虎は土御門家次期当主にして幼馴染の土御門夏目と再会する。その直後に国家一級陰陽師・大連寺鈴鹿の起こした事件に巻き込まれて・・・(中略)。

 (<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%83%B3%E3%82%BA>)

 

これが一巻のあらすじです。

つまり現代に陰陽師がいる世界の話です。

また、土御門家当主の天才陰陽師、夏目(かわいい女の子:アニメ版だと花澤香菜がCV)は、本人では自覚がないけど巷で半世紀前の伝説の陰陽師土御門夜光の転生者と言われているという設定。

 

もうこれだけでアツくないですか…?

 

更に更に、この事件の後、主人公の春虎と冬刀は、夏目の通う陰陽師育成機関・陰陽塾に編入してスキルを磨くという成長学園編に突入するという最高の自分好みのストーリーです。

 

春虎は、陰陽師に必要な霊力が何故か異常なほどあるという設定や、

十二神将と言われる12人の国家一級陰陽術師の存在や、

陰陽塾の先生にかつての影の十二神将がいるという設定や、

土御門家と倉橋家と相馬家という陰陽師一族の関係性や、

 

もう、ほんとに、ワクワク要素しかないのがこの作品です。

 

 

ネタバレになるので言えないのがもどかしいですが、様々な伏線が張り巡らされており、それらが繋がって色々衝撃的な事実が明らかになっていく展開は度肝を抜かれると同時に、もう一度読み返すと意味が違って見えるところがあって何度でも楽しめます。

 

陰陽師同士の戦いの描写も丁寧で男心をくすぐるし、ラノベ特有?のラブコメ要素もあるのですが、どれもしつこくなくて本当に良いところで綺麗な表現をして読者をひきつけている印象です。

立場が変わってかつての敵が仲間に、その逆もまた然りなんてところもホント最高ですよね。

 

 

 

構成についてなのですが、

既巻は2019年2月16日現時点で16巻(+外伝4巻)です。

1~9巻で第一部が完結。10~14巻で第一部から1年が経過した第二部。そして15、16巻は過去編。

 

つまり今回僕が読んだ16巻は半世紀前、土御門夜光が主人公の話です。

歴史上では、東京に霊災を生み出した極悪人と伝えられている夜光の、「なぜこのようなことが起きてしまったのか」といった話になっています。

 

これを読んで、また、今までの既巻にあった伏線が良く生きてきます。あぁ言えないのがもどかしい。

一言言えるのはまだ読んだことない方は是非一巻だけでも手に取っていただきたいです。それかアニメでも!それか僕から語りましょう!!笑

 

この16巻で過去編は終了なので次から、また第二部の時代の話にもどるかと思われます。

“時を超え時を繋ぐ陰×陽ファンタジー”の宣伝文句に全く恥じぬ壮大さ。この本の良さがもっともっと広がりますように。

 

ちなみにこの巻の副題は[RE]incarnation、直訳すると「[再]化身」になりますね。

うわーーよい題名です。。。(伝われ…)